仙庵について

茂ヶ崎庵とともに静かにたたずむ「仙庵」

仙台市太白区の大年寺山公園の奥に茂ケ崎庵とともに静かにたたずむ、茶室「仙庵」は昭和47年に清香院様【裏千家千玄室大宗匠(家元第十五世鵬雲斎千宗室)御母堂故千嘉代子様】が仙台市名誉市民推戴を記念して仙台市に寄贈されました。
茶室は千玄室大宗匠のご指導と工匠の優れた技術により精巧を極めた数寄屋造りの建物です。茶庭は、桃山時代の作といわれる蹲踞、江戸中期のものという蹲踞受け、角形置燈籠、京都鞍馬・加茂川・白川などの自然石、樹齢150年になる北山台杉などが配された日本建築と庭園の粋を集めた東北の文化財ともいえる名席です。

茂ケ崎庵について

茶室として再建された「茂ヶ崎庵」

昭和41年に株式会社橋本店(総合建設業)により旧橋本家本邸が仙台市へ寄贈され、「茂ケ崎庵」として太白区茂ケ崎へ移築されました。
明治42年建築の茂ケ崎庵は和風建築の粋を集める造作で、格調のある玄関をはじめ、床の間、違い棚、天井、欄間、襖、障子は各部屋を通して優れた建築工芸技術が駆使されています。

歴史薫る「茂ケ崎庵」・「仙庵」にて伝統文化や本格的なお茶席を体験しませんか?